特別教育講習会
この資格は、どんな業務に必要でしょうか?
研削砥石(けんさくといし)とは、加工物を研磨したり切断したりする機械工具の一種です。
サンダー、グラインダーを使用する方について「といし」を交換する方に必要な資格です。
この特別教育を修了すると、自由研削砥石の取替えの業務に就くことができます。
この特別教育の講習内容は次の<(1)学科教育>と<(2)実技教育>で構成されています。
(1)学科教育
科目 | 範囲 | 法定時間 |
---|---|---|
自由研削用研削盤、自由研削用砥石 取り付け具等に関する知識 |
|
2時間 |
自由研削用砥石の取り付け方法及び、 試運転の方法に関する知識 |
|
1時間 |
関係法令 |
|
1時間 |
(2)実技教育
科目 | 範囲 | 法定時間 |
---|---|---|
実技 |
|
2時間 |
安全のための知識
研削砥石の事故を防ぐにはどうすればいいの?
まず特別教育によって、『研削盤や砥石についての十分な知識と技能』を取得し、 砥石は周速度が器具と合っていないと、必ず破壊するということを知り、 『研削盤や砥石を安易に取り扱うことがいかに危険であるか』を認識することが一番大切です。
その上で、次の事項を守ることでかなりの事故を防ぐことが出来ます。
- 使用する研削盤に適合した砥石を選定する。
- 試運転を3分間以上行い、異常の有無を確認する。(安衛則第118条)
- 砥石に表示されている最高使用周速度以下で使用する。(安衛則第119条)
- 安全カバーを取り付けて作業する(安衛則第117条)
- 正しい砥石の使用面を使って作業をする。(安衛則第120条)